こけ

古寺の鐘さびて朽ちるも苔は生す
(秋霖の古寺はうら寂しい。釣り鐘さえ朽ちてしまうほどの荒れぶりにもかかわらず、古木の苔は青々としている)
2014.10.22 / Top↑
 「建築と子供たち」に関わる活動を顕彰するゴールデンキューブ賞2013/2014の作品集(記録集)の編集が大詰めを迎えている。東京で作業を精力的に進めているN氏がとりまとめた原稿を前に、関係者がJIA東海支部に集まって校正にとりかかった。

 大勢で取り組めば簡単にすむはずという予想は外れて、1ページ目を通すのにどれだけ時間のかかることか。にもかかわらず、辛抱強く微に炒り細に入り、精度を上げ、クオリティを上げるのに真摯に取り組む皆さんに、本当に頭が下がる。毎回スカイプ参加のT女史からは、いつの間に目を通したのか、ていねいに修正箇所を指摘していただいた。

 たとえば、何度も登場する「こども」「子ども」「子供」の表記は、その都度ある根拠をもって使ってきたり、気にもせず気楽に使ったり、ちょっとした手違いでそのままになったりで、機械的に校正するわけにいかないほど複雑に使い分けられている。それをひとつひとつ確認する作業は、煩雑でもあるし、一方では共通理解をするための貴重な機会でもある。

 18:30にスタートし、23時前に一応きりをつけた。しかし、パーフェクトには直り切らない、という諦観の境地をもって終了することになった。本当に完成するのか心配だった頃のことを思えば、はるかに前に進んだ。
2014.10.22 / Top↑
 矢田ギャラリーで開催中の大同工大の展示。展示室の中央の1/1の茶室が目を引いた。模型に比べると俄然迫力あり。1/1の課題出してみたい。

1/1茶室
2014.10.22 / Top↑
逆さ蓮花

秋雨やさかさ蓮花の多宝塔
(密蔵院の多宝塔。高欄柱頭の蓮花が逆さまになっているのが特徴。傘をすぼめて、秋のしとしと雨を楽しむか)
2014.10.21 / Top↑
 5,000台の立体駐車場の整備提案についての審査講評がホームページ上に公表された。
http://www.nup.or.jp/data/file/pdf/outline/kinjo/20141020/judgement.pdf
ファミリーの利用、高齢者ドライバー、ハンディのある方など、多様な利用者が気持ちよく利用できるため、ピーク時に車両渋滞を招かないよう車両誘導、入退車処理など、駐車場としての基本機能の評価が重要なのはもちろんだが、評価を左右したのは、歩行者の安全性・快適性確保であった。
 セントレアが5,000台規模の駐車場を有しているが、今回のような1棟タイプではなく、分棟タイプで事情は異なる。車利用の多い名古屋地域であって、車にまつわるトラブルは慣れているものの、正直なところ5,000台の立体駐車場と聞いただけで尻込みしてしまう。駐車場の到着したら、自動運転してくれるようなシステムがあるとうれしいのだが。
2014.10.21 / Top↑
蜘蛛の巣

ウェブ上に居ても居ぬ振り蜘蛛の知恵
(涼しくなり、蜘蛛たちが空中にネットを仕掛け大活躍。ネットのセンターに陣取ってはいるが、決してむやみに動いたりはしない)
2014.10.20 / Top↑
 11月2、3日に予定されている「なごやこどもシティ2014」の企画委員会に出席した。10月13日に予定されていた会議が台風で延期されたこともあり、懸案事項を抱えたまま開催日だけが近づいてくる。子どもたちの出店ブースや、まちに必要な公共施設がこの段階でも決まっておらず、当然会場のレイアウトも未定。
 大人による企画委員会、大学生を中心とする青年サポーター、主体となる子ども実行委員会のメンバーの役割も流動的に動いている。最終的な打合せがこの週末に開催されるものの、その1週間後には本番スタート。
 この綱渡りを渡り切れるのか、不安要素が多い。完成度を高めるのは難しそう。子どもたち自身が、考えたことをひとつでも実現できるように支援するしかない。
2014.10.20 / Top↑
柿

柿食うて聴くか聴かぬかかきくけこ
(柿を食べながら、鐘が鳴るのを聴いてみたいが、未だかつて体験したことがない。日本人なら一度はそんな経験もしてみたい。)
2014.10.19 / Top↑
 気温が下がり、湿度も下がり、爽やかな風が吹く。こんな日には、にわかランナーが増える。にわかランナーの特徴は、走るときに上下移動が目立つこと。他人の上下移動はすぐ分かるが、自分の上下移動はわからない。分かるとすれば、ショールームの前を通り過ぎるとき。そこに映る自分の姿は見たくない。醜い姿が少しかっこ良く映るときがある。夕陽を背にしたときの影。地面を走るシルエットは誰が何と言おうがかっこいい。影を追いかけながら、10km。
2014.10.19 / Top↑
ゆらぎ

壁面を揺らす枯葉の影絵かな
(ブラインド越しに西日に揺らぐ木立の影。見ている間に刻々と移動して形が変わる。)
2014.10.18 / Top↑
 1996年に創設された名古屋市立大学芸術工学部。来年度2015年度に、20年目に突入する。20年目の節目の記念事業開催に向けて、本日第1回の実行委員会が開催された。実行委員会は、学部から参画する教員と、同窓会の代議員の皆さん。
 実行委員会としての会合は今日がはじめてだが、既に同窓会の方で先行して検討がされており、予算案にスケジュール案、何と当日の会の進行表まで提示された。20周年をみんなどれほど楽しみにしているかが分かる。
 芸術工学というユニークな学部の20年の成果と将来を語る良い機会だ。日程も、2015年11月21日(土)と決定。

 さてさて、卒業していった懐かしい面々に再会できた。子育てに奮闘するお父さんにお母さん、間もなく新しい命の誕生を迎える新婚夫婦、いずれも同級生同士のカップル。仕事を辞めてフリーターしてま〜す、新しい職場に変りました、などなど、芸工大好きな連中の報告は、まったく屈託がない。
2014.10.18 / Top↑
 学生たちによる芸工祭(テーマ、「ええじゃないか」)の開催日の今日、本年3回目のオープンキャンパスを同時開催した。大学生のリアルな学生生活を知るのに、学園祭は良い機会だ。大学生も、この日にオープンキャンパスがあるということを意識した展示を取り入れている。受験する立場にあった頃の自分と、大学に入学し受験生を受入れる側にたつ両面を知っているからこそのホスピタリティを垣間見ることができる。
 講義室では居心地悪そうにしている学生が、笑顔で走り回っているのを見ることができるのも、学園祭ならでは。

エントランス

アトリウム

壁面
2014.10.18 / Top↑
名古屋都心

洛陽に輝くNAGOYAどこへ行く
(リニアの開通を目指して、開発工事が行われる名古屋都心。養老山系におちる夕陽が、高層ビルを照らす之図。縮小に立ち向かう拡大)
2014.10.17 / Top↑
 住居系の公共プロジェクトの審査を行う。公示から提案まで十分な期間がなかったにもかかわらず、複数の提案があった。慎重に意見交換をした結果、審査員の評価がぴったり一致し、スムーズに審議が進んだ。
 さて、この建築が将来にわたり長く使われ続けるかと、ふと不安になる。戦後つくられた学校や病院の多くは寿命を迎えて、建替えを待つばかり。優れた建築家が設計し、評価された建物も同様の憂き目に遭っている。「技術と普遍性」も「独創と唯美性」も寿命に勝てない。
 定期的な健康診断があっての、健康寿命。建物も健康保険が必要だ。
2014.10.17 / Top↑
フェイジョア

フェイジョアや漂うかほり深呼吸
(庭のフェイジョアがたくさん実をつけた。台風の通過のたびに、実がおちる。例年に比べて小振りだが、味は濃厚。包丁を入れると、香りが漂う)
2014.10.16 / Top↑
博士論文の予備審査に立ち会う。学生がエネルギーを注いで取り組んだ研究に、頭をフル回転させながら臨んだ。

 研究に没頭していると、陥りやすい罠がある。
 その研究を分かりやすく説明することができなくなっている。やっていることはひとつなのに、ストーリの組み立て次第で、結論が違うものになることに気づきにくい。
 いずれも外野からの声がけで、ハッと我に返る。
 「研究」は、「重箱の隅をつついたような・・・」と揶揄される。しかし、「重箱の隅をつつくこと」が研究には欠かせない。ただし、どういう重箱を相手に、どの隅をつついているか、なぜその隅をつつくのか、それが分かっていれば、ストーリーを組み立てられるし、分かるように説明もできる。
 真ん中が大事なのは分かってますが、隅つつくの助。
2014.10.16 / Top↑
大根

大根や秋刀魚と並ぶ晴れ舞台
(大根のいない秋刀魚なんて、秋刀魚のいない大根みたい。秋刀魚と並べば、演技力抜群の存在感。もう、大根などと言わせない。)
2014.10.15 / Top↑
 卒業論文の締切りが近くなり、4年生のお尻に火がついた。論文としての形式よりも、自ら興味関心のある対象にアプローチし、(稚拙であっても)独自でデータを獲得し、独自の見解を提示できるかどうかを評価したいと考えている。
 4人の卒論生が選んだ研究対象は、「学校の敷地境界」「新しいタイプの保育所」「病院待合いのインテリア」「総合病院の移転建替え」。モチベーションによって取り組みかたは異なるものの、調べてわかることの楽しさに触れてほしい。面白がって調べていると、(人に言うほどのことでなくとも)発見も多いし、驚きもある。もう、面白がっている余裕はないけど・・・
2014.10.15 / Top↑
花水木

はなみずきあきびえあかきみあきやしき
(主のいない空き屋敷。ハナミズキがびっしりと赤い実をつけた。つるべ落としの寒露の季節。急に秋になった。)
2014.10.14 / Top↑
 戦前の学校照明についての勉強会。
 戦前、青年学校、夜間学校といった学校がつくられ、若者たち(男子)が夜の時間帯に学校の教室で授業を受けることが多くなった。当時の現場からの報告では、暗すぎて、授業に支障をきたすし、何より生徒たちの目の健康に良くないと訴えられている。
 米国から「明視論」(昼と同じような明るさがないと目が悪くなる)といった考え方も紹介されるようになり、夜間照明の重要性が認められるようになる。国は大急ぎで、教室の明るさの基準を制定する。目の悪い男子では戦争に勝つことができない。ようやく電球も徐々に普及するようになり、20ルックス程度しかなかった教室照度はようやく50ルックス程度の明るさが確保されるようになった。
 お金に余裕のある家庭には、勉強机に明視スタンド(大きな傘に1本足スタンド)が広まる。
 以上、照明を昼間ではなく夜間に使うことがあたり前だった頃のはなし。
2014.10.14 / Top↑